先日、お客様が「契約書にサイン」をする際の1ショット。
年末にかけて、ご契約のラッシュ、
このご時世、本当にありがたい。
建築を決める際、建築会社を決める際、
お客様は本当に楽しんでいるのだろうか?
最近のお客様を見てて、とくに思う。
「本当に疲れました・・・」
「何がよいのか解らなくなってきました・・・」
「あまりにも営業がひつこくて、しばらく建築計画をやめようかと・・・」
ほとんどのお客様が楽しいはずの家づくりなのに、
このような言葉を発せられます。
もちろんすべてとは言いませんが・・・。
これはとても寂しい限りです。
確かに、自分たちの生涯のマイホームをどこで建築するかを、決める。
これは物凄い勇気と決断力が必要になるのは間違いありません。
否定はしません。
ただ、もしもお客様の建築意欲を困惑させているのが、
「建築会社」サイドだとすれば、これは、問題です。
確かに、こちらサイドはお客様の背中を押してあげること、
手を引っ張ってあげることは、ある意味「プロ」として当然のことだと思います。
ただ、「強引に背中を押し、手を引っ張る」のとは訳が違います。
なぜ、その営業マン、担当の方は、「強引に・・・」かを考えてみてください。
本当に自分たちのことを考えに考え抜いてのうえなのかを・・・。
この業界の「営業マン」といわれる人たちは、
本当に巧みな話術を屈指、まるで「お笑い芸人」のように口がたつ人間が、
いわゆる「トップセールスマン」となっている人が非常に多いように思います。
すべてとは言いませんが・・・。
そして、「会社組織」である以上、当然ノルマや売り上げが存在し、
「今月は1棟もあがっていない」
「上司になんて報告すればいいんだろう」
最悪の場合。
「そろそろこの会社も・・・」
と、こんな具合にいろいろな住宅会社を転々とせざるおえない、
嫌な話ですが、「リアルな話」です。
目の前のお客様が、
「ノルマの数」と「営業報酬」にしか見えなくなってしまっているのです。
でも実はそんな「営業マン」たちも入社当時は、
「お客様のために、立派な家を・・・」と志していたはずなのに、
自分がおかれている「環境」がそうさせてしまったのだと思います。
環境とは怖いものです。
しかし、会社組織である以上、このようにノルマの中で企業戦士として働く、
当然、その方たちにも家族があり、ご飯を食べていかなくてはいけない、
自分には「全否定」は出来ません。
ただ、厳しい言い方になりますが、お客様への想いが「ゼロ」に等しく、
営業グラフが「100%」なのであれば、そんな方たちに、
「家づくりのパートナー」と言える資格は「ゼロ」です。
即、ほかの仕事へ転職し、家族を養ってください。
お客様には「関係のないこと」です。
お客様も人生を変える、
「一生問題」なのですから・・・。
建築会社を探す際、
建物は当然ですが、その家をつくる、先頭にたつ人間、
この人間の人間性を、見抜いてください。
もしかして、
「家づくりに一番重要なポイント」
かも、
しれません・・・。
自分も日々、この文章を書いた以上、人間性、磨いていきます。
NOBU