『普通でいたい』
普通でいたい
道端で出会った人と挨拶を交わし
足元に咲く花に歩みを止めて
毎日のささやかな季節の変化を愉しみ
木々の音や
鳥の声や
虫の声に
自然を聴いて
働く事に喜びを感じながら汗を流し
自然の恵みへの感謝に自然と頭を下げて
一日一日を大切に生きられる
家族と一緒に食事をして
愛する人々との時間を大切に
外からは子どもたちの笑い声が聞こえ
おじいさん、おばあさんの笑顔がそこにある
ご先祖様に感謝して
この土地の古くからの生き方を大切に
好奇心を眠らせず
新しい物や世界の多様性を楽しめる
好きな物を大切に長く使って
多くを持たなくても在る事と在る物を楽しめる
世界中のあらゆる分野を生涯楽しみながら学び続け
大きな事を決める時には
広く、社会や子どもたちや世界の美しさの為を話し合う
時には遠くを訪れて
世界を広げて
内面を深く見る
過去に囚われずに学び
未来に拘らずに希望を持つ
偏見を持たずに人を見て
自分に誇りを持って
相手を尊敬する
仲間で集まれば夢を語り合い
その実現の為の行動を楽しんで
喜びも悲しみも分かち合う
適度に体を動かして
心に無理をかけすぎず
呼吸は深く
背筋を伸ばし
目は見開いて
喜びと共に思い
思ったままを口に出し
嘘はつかず
体の声に耳を澄まして
季節と土地に合った物を食べて
転べば必ず立ち上がり
困っている人には手を差し伸べる
全ての人の中に在る美しさに目を向けて
あらゆる物との繋がりをありのままに感じ
この世界を楽しんでいる
ただ、そんな風に
普通でいたい
NOBU