以下、今日Kさんご主人から届いた写真と文章です
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未来の自分たちへ
この間、息子が刀を振り回して襖に穴をあけてしまった・・・。新築の家だからなのか一瞬、意気阻喪になった。特に子供を叱り付けることはしなかったものの、早くなおさなければと、すぐ様、takata建築の桐嶋さんに連絡を取り張り替えの依頼を済ませた。
それから2、3日が経った。いま、自分の中に襖を新しく張り替えることに対して何故だか勿体ないという想いが強くなってきた。
その真髄を深く探ってみた。
この先、息子が大きくなり結婚し一つの家庭を築くようになる頃、孫を連れてこの家に遊びに来た時、もしかしたらこの襖の傷を見て懐かしく感じてくれるかもしれない。
孫たちにも、
お父さんが子供の頃におもちゃの刀を振り回してあけた穴やぞ!
などと軽い笑いのネタにもなるかもしれない。
いやいや、もっと真髄を突くと、私がこの人生を終える間近に、この傷を見たとしたら、小さかった頃の息子の記憶が蘇ってきて、それこそ意気沮喪になるわけがなく反対に笑みと共に涙が溢れてくるはずだ。
ある意味、家の傷跡というものは子供達の成長日記なのかもしれない。
その日記を敢えて打ち消す必要があるのだろうか?一体、これは誰のため家なんだ?他人に見てもらうために小綺麗に飾って毎日を過ごす必要性などあるのか?
答えは
全く必要ない
この襖の傷は私たちの将来にほんのすこーしでも笑みを与えてくれる気がしてならない。この2、3日はそんな想いで過ごしていた。
また直ぐ様、桐嶋さんに連絡をとった。
やっぱりなおしません!
自然に出た言葉だった。
未来の自分たちが今と変わらず笑って過ごせるために、こういうものを大切にして行こうと決意した出来事でした。
そーっと糊付けしときました(^^)⭐⭐⭐⭐⭐
K
嬉しかった
これぞ
「家を大切に思ってくれている証」
そう思いました
キレイに扱うことだけが
本来の愛情ではない
人間の顔
シミやシワが生きてきた証であるように
家を愛おしく思う
これこそが、家と共に生きる、共存していくという
証である
そんなことを今日もまたKさんに
再認識させられた日となりました
Kさん!ありがとう!
これからも「タカラのキズ」
増やしていってくださいね☆☆☆☆☆
あなたの出した答えは
「大正解です」から☆☆☆☆☆
NOBU