僕が通っていたカイロの先生が、亡くなった
先月の末ごろに診療所の前を通ったら、シャッターが閉められ、雪が少し積もった先生の車が前にポツンととまっており…
「嫌な気」がしたので、携帯と診療所に電話をしたものの繋がらず…
それから気になってはいたものの「きっといつもの出張だろう」と診療所には寄らず
そして約1ヶ月後の先週、また診療所の前を通ると今度は車がなくなっており、シャッターは閉じられたまま
「間違いなくおかしい」
そう思い、車を駐車場に停め、裏の自宅 の玄関へ
鍵はかけられ(一人暮らしの先生だった)
ポスト口をそっと覗いてみるとたまった郵便物が…
「今度こそ嫌な予感」がし、携帯をかけてみると、現在使われておりませんのアナウンスが
信じたくない、信じよう
きっと生きてる、生きてくれているはずだ
そう願いながら、やっと時間があいたので今日、ご近所の誰かが事情をと思い尋ねると
あの1ヶ月前の「嫌な気」がしていた時に、亡くなっていた
最期はひとり、診療所で倒れ込んでいて、救急車が駆けつけタンカーを持って入っていったが、そのタンカーに乗ることはなかったらしい…
「ノブ、ワシが死んだらな、香典はいらんから線香だけあげてくれいや~」
これが先生の口癖だった
後悔がのこる
悔いがのこる
もっと、顔を出してあげてれば
「あのとき」もしかしてまだ息をしていたのでは?
悔やんでも、悔やみきれない
見た目はヤクザのようなじーさんだったけど、腕は石川でナンバー1だったと思う
僕の頸椎をほぼ動くようにしてくれたのも、人としての生き方や在り方を教えてくれたのも、先生だった
人の死は
突如として、地震のようにやってくる
そして、気付く、
なんとも、はかない
桜のように散ることすら知らないままに
あっけなく、散る
とにかくいまは
先生を弔いたい
手を合わせたい
ありがとうございましたと
触れたい
ゆっくり休んでくださいと
目の前で涙したい
先生、数々のことを、この約15年間本当にありがとうございました
なんとか聞きまわり!あなたの墓は意地でも探し出して会いに行くよ!
本当に本当に、ありがとうございました☆☆☆☆☆
そしてあなたが教えてくれた事を、思い出しながらあなたの分まで生きるよ
生かされている命に、感謝しつつ…
あなたからの恩義は、生涯わすれないよ
心よりご冥福をお祈りいたします
合掌
NOBU