「やった」
いしかわインテリアデザイン賞2013の
「金沢洋家具工業協同組合理事長賞」を 私の家の家具すべてを手掛けた
そして 私たち樂家樂座プロジェクトのナカマでもある
フレイデザインの甲斐氏が受賞しました
自分が想い描いた住空間に 合う家具たち・・・
最初から 彼以外 考えられなかった
おおまかな要望と 昔から嫁が好きだった
「全てチェリーの無垢材で造ってほしい」
これ以外は 彼に全任した
当然 ナカマ同志であることは 最もかもしれないが
彼のプロとしての姿勢 デザイン そして 人間性・・・
自分は彼に 「全信頼」を持っているからだ
そうでなきゃ・・・ 全任・・・?
おそらく自分にとっては 「人生初」かもしれない
自分たち 建築サイドの内装プロデュースがほぼ終わり
最後に 彼の手掛けた家具たちが 納まりはじめた
大変多忙な彼 デザインから造作
そして塗装まで すべて 一人でこなす彼
最後はなんと「三日徹夜」 内覧会当日の朝まで
私の家・・・ いや 彼にとっては「現場」で
自分の手掛けた家具の 微調整をしていた
そして 一番感動したのは 誰も頼んでもいないのに
家具のセッティングが完了しても 全く帰ろうともせず
内覧会会場の受付に立った 彼・・・
道路に飛び出しそうになった子供を 笑顔で止める彼・・・
「もうマジで帰れよ!」と言っても 絶対に帰ろうとしない彼・・・
三日三晩寝ていないというのに 最後の最後の最後まで
「プロの甲斐氏」を見せてもらった
そして その姿を見て 今だから言えるが
誰もいないところで一人 涙した・・・
彼のスケジュールは 概ね知っていた
「ほとんど空きのない状況」を知っていたが
やはり 彼以外考えられなかった
久しぶりに 彼に緊張して依頼したのを
今でもハッキリと覚えている
「もちろん やりますよ」 と
彼は一つ返事で快く 引き受けてくれたが
きっと あのスケジュールのなかでは
彼にとっては 「自分への挑戦」だったのだと
後になって 理解できた
それを 彼は いや 甲斐晋という男は
「やってのけた」
しかも 会場に訪れてくれたお客様たちの
お見送りつきで・・・
そんな 想いがたくさん詰まった家具たち・・・
そして 今回の受賞
「嬉しくない 訳がない」
そんな家具たち 「生きている家と家具」の中で
住まえる 自分たち家族
ありきたりな言葉だが 本当に 「幸せ」だ
甲斐氏 本当に本当に ありがとう
そして 心から 「おめでとうございます」
追伸 今度 表彰式に 二人で行ってきます
「受賞者」 そして 「施主」として・・・
そして甲斐君・・・ これが実は俺の 「夢でもあった」
NOBU