請け負う 背負う 責任感 使命感
この編集長には「脱帽だ」 ↓
http://webnavi.co.jp/blog/archive/41/2011-02-10/catid/84
同業の自分が 決してブログ上で書ける立場ではないことはわかっているが
あえて書かせてもらいます
工房・恵さん
自分は個人的に大好きでした
建物へのこだわり 姿勢 テイスト
全てが本当に大好きでした
自分は基本的に大バカです
ときにはうちにご来場いただいたお客様を
当社のテイストと違うと思い お客様のことを真剣に思い
工房・恵さんを紹介させていただいたこともありました
倒産
同業の自分としてはショックです
従業員 業者さん 下請けさん 孫請けさん
そしてその家族たち
なによりも一生涯のお家を信じて
ご契約されたお客様たち
現在も建築途中のお客様たち
どこにアフターメンテナンスをぶつければいいのか
わからなくなったお客様たち
物凄い数多くの方々に 大変なご迷惑をかけることになります
自分は工房・恵さんの社長さんとは会ったことも
面識もまったくありません
自分の大嫌いな噂話しか存知あげません
ただ万が一 億が一
自分が本当に信頼できる全ての方々の話が
本当 真実だとすれば
「逃げないでいただきたい」
どんなに窮地に追い込まれ 頭の思考回路がおかしくなっても
「逃げないでいただきたい」
残された多くの人たちやお客様は
「逃げようがないし逃げる場所がない」
自分はこの文章を書いて偉ぶるつもりも
偉そうにするつもりもまったくない
そしてすべての事情もまったく知らずに書いている
ただ昔 「おなじ局面に立たされた人」を間近で見たことがある
その社長は 一件一件 これからご迷惑をかけるであろう
すべての方々に一人一人 ぶん殴られてでも
どれだけ惨めでも泣いてまわって 心から頭を下げた
そして 会社倒産にスイッチを押した
それができるかできないか?
どちらもおなじ立場 建築会社を倒産へ追い込んだ 2人の社長
自分がまいた種を刈り取るのも また自分だ
ただ 両者の今後の人生は 大きく違うものとなるだろう
どんな小さな出来事でも
「逃げてしまったものは かならず自分のもとへとかえってくる」
そう 必ずだ
逃げずに真っ向勝負をかけたとき かならず視野はひらけてくる
そう 必ずだ
たしかに生きていく上で
「逃げることは必要」というかたもいるであろう
自分も同感だ
ただし そういうときは自分は必ず自分自身に問いただす
「逃げなのか それとも 守りなのか?」
自分の個人的な意見だが
「誰にも迷惑をかけず なにかの為に自分を守る」
これはときには必要な場合もある
そしてプラスになる事だってある
昔 ある人が自分に教えてくれた言葉がある
「人の幸せを踏みにじってつかんだ幸せは 一瞬で消え去る」
人間力 人間性
この時代 一番に 真っ先に 問われる時代であろう
そして 人間力と人間性は
本当の意味で窮地に立たされたときに解る
そして 発揮される
偽りは潰され 本物は かならず残る
そしてこれから 建築を考えているお客様は
それを見抜く 的確な視野が必要な時代でもある
自分たちのできること
それは日々精進しながら
決してお客様を裏切らないこと
それが自分たちに与えられた「使命」だ
そして その「使命感」をもてる自分たちを「誇り」に思う
NOBU