「履歴書のいらない面接」

あなたにとって、建築とはなんですか?
あなたにとって、生きるとはなんですか?
あなたの血液型はなんですか?
肩の力を抜いて、無理に敬語は使わなくて結構です。
普段の私服で来てください。
あなたは10年後、私があなたの子供を抱っこしている姿が浮かびますか?
あなたにとって「家族」とは?
あなたの履歴書に書かれている「過去」はどうでもよいです、
私たちはあなたの今と、これからしか、見ていません、
今、あなたは幸せですか?
今、現在、あなたにとってトラウマになっていることはありますか?
そのトラウマを今、前にとっています?
あなたの資格は確かに素晴らしいです。
でも資格より、あなたの人生経験を見させていただきます。
あなたの「武勇伝」は?
好きなお笑い芸人は?
よく行く服のショップはどこですか?
好きな芸能人は誰ですか?
なぜその芸能人が好きなんですか?
あなたにとってシアワセな瞬間とはなんですか?
あなたにとって笑いとはなんですか?
これがtakata建築の面接です。
なんで今の仕事をやめたのですか?
ここは2年しか勤めていないんですね・・・、なぜですか?
最近読んだ本はなんですか?感想は?
あなたはお客様と打ち合わせは出来ますか?
仕事を3回も転職したのはなぜ?
学生時代は何かスポーツはやってましたか?
よくある、会社面接の質問事項。
(すべてが悪いとはいいませんが・・・)
そんなことは、「どうでもいい」です。
その人が本気なのであれば、
過去なんて(一般的常識範囲内で)どうでもいい。
何回転職していようが、関係ない。
資格なんかなくても、人生経験が豊富であればそちらを優先する。
うまく話せなくていい。
想いが真剣に伝えられればいい。
感謝の気持ちがあればいい。
「家族」を大切に出来る人であればいい。
学歴は一切関係ない。
前向きであればいい。
不器用でも笑顔であればいい。
僕は面接のときは、その人の「今」と、
言葉、目、よりも「心」を、見るようにしている。
いかに心で話しているか?
それしか、見てない。
皆にはそれぞれの過去がある。
その過去を面接で穿り返して攻めまくるのが、
本当に「くだらない面接」だと、自分は思っている。
ある意味、「面接に履歴書はいらない」、
ぐらいに思っている。
その「過去」があるから「今」自分の目の前にいる、
そう思うと、その人が、どんな人でも、
必ず意味があり、いとおしくなってくる。
この、もしかして、
「ちょっと一風変わった」当社の面接を、
ほぼ100%、笑顔で「心」で答えた人物が、
「一人だけいた」。

31歳 女性 1級建築士
通称 カオッチ
自分は彼女の年齢で、
1級建築士という素晴らしい資格よりも、
彼女の「今」と「志」に惹かれた。
今のタイミングで彼女と出会った縁。
僕たちにとっても、きっとなにか「大きな意味がある」。
カオッチ・・・、
「生きるとは?」
「ハイ!笑顔です!」
その言葉、絶対に忘れんなよ!
そして10年後?以内?
この前話したとおり、
君が授かるかもしれない新たな命を、
上司の俺が自分の娘のように抱きしめる、
「そんな会社」を約束する。
勝手に、約束する。
3月23日より、君は、「我々の家族・同志」だ。
追伸 上記にもあるとおり「設計士の募集」を締め切らせていただきました。
    お問い合わせ、面接に来ていただいた多くの方々、
    再度この場をおかりいたしまして、このたびはご縁がなかったことを、
    深くお詫び申し上げます。
    そして、どうかよいご縁がありますように、前向きに頑張ってください。
    「ありがとうございました」。
NOBU

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