先週末二日間おこなわれた、
樂家樂座「ハーレーのある町屋」内覧会、
お蔭様で大盛況にて終えることができました。
雪深く足元の悪い中、延べ40組をこえる多くの方々に来ていただき、
本当に興味をもって内覧していただきましたこと、心より感謝いたしております。
内覧会にご協力いただいた多くの関係者の方々、
そして、大切なお家を2日間おかしいただいたD様、
この場をおかりしまして、本当にありがとうございました。
それでは、ほんの一部ですがご覧ください・・・
樂家樂座「ハーレーのある町屋」
「格子と黒漆喰」
この、「どデカイ格子戸」を引くと、ハーレーが現れる。
玄関戸をひらくと奥行きのある、通り土間が出没。
右にはハーレーがディスプレイされたガレージ。
その奥には箱庭が組み込まれ、
一番奥が寝間となっている。
そして左には・・・、
皆が集う、「玄関囲炉裏の間」。
通り土間の奥へと歩き、鏡戸を開けると・・・、
まるで、温泉宿のような贅ある寝間。
左の和紙プリーツを引き上げると箱庭が、
右の障子戸を引くと縁側、そして裏庭が現れる仕掛けとなっている。
では、2階へと・・・、
居間の扉を開くと・・・、
またまた奥行きの長い廊下が。
左がオールステンの台所、
右スクリーンをあげると、大きな窓から望む、箱庭。
さらに真っ直ぐ進むと・・・、
ようやく、居間、こあがり処にたどり着く。
「床暖房完備の堀りテーブル」。
天板ボルトをはずすと、コタツ布団を挟み込めるように工夫されている。
このショット。
なんと・・・、「書斎」からの風景。
(すべての詳細写真は後日HPにアップしますので、もうしばらくお待ちください。)
「ハーレーのある町屋」建築コンセプト
間口7.5m×奥行き23mの細長いこの地形。
いかにしてこの地形を有効活用しようかと思案する。
まず、町屋・通り土間・玄関囲炉裏の間・坪庭が頭に浮かんだ。
方位、採光、通風を考えると、二階、居間・台所・子供室、
次に浮かんだのが一階の一番奥に寝間。
どうせなら玄関から、家の一番奥にある寝間・縁側・外庭まで、
「風でつなげよう」。
そして、実はタイトルにもある「バイクガレージ」、
一番最後に、通り土間と隣接して組み込んだ。
最初にこの土地を見させてもらったときに、
一つ一つ、頭に浮かんできた。
そこから約半年間にわたり、
お客様、スタッフ全員、
知恵と技術を結集して、
造り込む。
そして完成。
お披露目。
みんなの想いがひとつとなり、カタチとなる。
そこに、感動が生まれる。
D様の、皆の想いが詰まった、この家におくりたい。
「これからもよろしく」、と。
NOBU