「キャッチボール」

GWの休暇中、何十年ぶりに初老を超えた兄とキャッチボールをした。
最初は甥っ子姪っ子たちとふざけてやっていたのだが、
段々兄と二人、本気になってきて・・・。
何十年ぶりのキャッチボールだったが、よく早いボールを投げられて兄に泣かされたことや、
後ろにそれ、遠くまでころがったボールを走って取りにいかされたこと、
近所の屋根の上にボールがひっかかり取れなくなってしまったことなどなど・・・。
色々な記憶がボールをお互いに返しあうごとに鮮明によみがえってきた。
ふと、兄の顔を見ると、もういいおっさんにはなっているが、
本当に少年のように嬉しそう。
そして自分も。
さらにふと思う。
「今キャッチボールをしてる場所は、昔兄とキャッチボールをしていた全く同じ場所」
その当時はあたり一面が田んぼと草むらだったが、
今では兄の家が建ち、道路がきれいに舗装された住宅街。
ただ、二人ともいいおっさんにはなったが、
あの時となにもかわんない心に嬉しく思う。
「カワラナイモノ」
本当に、大切だ。

NOBU

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